今回はCIAを取材してきました。
CIAについて
CIAは2003年に設立されたセミスパルタ式の韓国系語学学校の1つです。現在の校舎へは2012年に移転しています。韓国資本の学校ですが、日本人マネージャー2名と日本語が堪能な韓国人マネージャーが1名おり、日本人の生徒さんのケアをしてくれます。
2016年12月現在の生徒数は、260名(定員は270名)で、最近は常に定員近くの生徒さんが在籍おり、その人気が伺えます。国籍比率は、日本人が約30%、韓国人が約35%、台湾人が約20%、ベトナム人が約10%、サウジアラビア人が約5%となっております。
講師陣は、フィリピン講師が約130名、ネイティブ講師は2名(アメリカ人とカナダ人)います。講師は、4年制大学卒業であることに加え、テスト等での英語知識のチェック、採用後も定期的にトレーニングが行われます。また、生徒からフィードバックをもらい、ヘッドティーチャーによる指導を行っています。
ロケーション
CIAは空港から車で15分~30分(道路状況により異なる)の場所にあります。
学校周辺には、徒歩圏内にJセンターモール・レストラン・コンビニなどがあります。レストランは、日本食・台湾料理・フィリピン料理レストランなどです。
Jセンターモールの中にスーパーマーケットがあり、生活必需品はJセンターモールで揃えることが出来ます。ちなみに、モールの中には日本人美容師がいる美容室もありますので、長期滞在の生徒さんでも散髪の心配はあまりしなくても良いでしょう。
日本食レストラン①
学校正面にあるホテル寮の下にあります!
日本食レストラン②
セブで人気の日本食レストランチェーンです。
Jセンターモール
スーパーマーケット
Jセンターモールの中にあり、ここで生活必需品を揃えることが出来ます。
学校施設について
CIAには、内部寮とホテル寮があります。内部寮は、学校内部に寮がありますので、授業施設までの移動が便利になっています。外部寮の方は、朝と夜に学校からホテルまでのシャトルバスがあり、送迎してもらえます。
学校施設内には、ジム・売店・テラス・プール・自習室・イベント用のステージ・バスケットコート等があります。
またガードマンは、日中は2人体制、夜は3人体制で24時間監視しています。また、夜は学校からJセンターモール間の見回りも行っていますので、生徒さんは比較的安全に暮らしていただけます。
ジム
売店
自習室
プール
バスケットボールコート
カリキュラム
CIAでは、大きく分けてESLコース・TOEICコース・IELTSコース・BUSINESSコースの4つのコースがあります。
◎ESLコース
総合的な英語力を身につける一般的なコースです。初心者から上級者まで効率的にスキルアップを図ることができます。マンツーマン授業の数によって、レギュラーESL・インテンシブESL・パワーインテンシブESLに分かれています。
また、上記の他にもワーキングホリデーの際に必要なレジュメの書き方・面接の受け方を学べるワーキングホリデーインテンシブコース(マンツーマン4つの内2つがワーキングホリデー向け)やベネディクト大学の授業を週2回聴講できるベネディクト・プログラムがあります。ベネディクト・プログラムは、海外の大学の雰囲気を味わうことができ、これから海外留学をされる方にオススメです!
◎TOEICコース
TOEICのスコアアップを目指すコースです。TOEIC BRIDGE(入門)コースと点数保障コースの2種類あり、毎週TOEICの模擬テストが行われます。入門コースは、基本的にはESLコースと同じで、グループ授業2コマのみTOEIC試験対策となります。TOEICのスコアアップを第一目的とした留学の場合は、点数保障コースがオススメです。
点数保障コースでは、目標スコアが600/700/800点に分かれています。留学期間は12週間以上が必要です(※点数保障なしの場合は、4週間単位で留学可)。期間内に目標スコアに到達した場合は、TOEICの公式試験受験料をサポートしてもらえ、万が一目標スコアに到達しない場合は12週以降の授業料は免除となります(㊟出席率や警告数による)。
◎IELTSコース
IELTSのスコアアップを目指すコースです。TOEICと同様に、IELTS BRIDGE(入門)コースと点数保障コース(目標スコア5.5/6.0/6.5)があります。IELTSのスコアアップを第一目的とした留学の場合は、点数保障コースがオススメです。点数保障コースは、12週以上の留学が必要です(※点数保障なしの場合は、4週間単位で可能)。期間内に目標スコアに到達した場合は、IELTSの公式試験受験料をサポートしてもらえ、万が一目標スコアに到達しない場合は12週以降の授業料は免除となります(㊟出席率や警告数による)
◎BUSINESSコース
ビジネス英語を実践で使えるようになるレベルまで持っていくことを目指したコースです。会議の進め方や意見の出し方、マーケティング用語、文書・メール作成などを学べます。
☆EOP(English Only Policy)
CIAには、午前8時~午後6時半までEOPがあります。この時間内は、授業時間はもちろん、休憩時間にも英語を話さなければなりません。たとえ日本人同士でも英語で話します。学校内には、生徒がEOPを守っているかどうかを監視する人がおり、もし守っていないことが発覚すると5ペソの罰金があります(このお金はボランティア活動へ寄付されます)。
☆自習室に先生がいる
CIAには、ブース形式の自習室があり、深夜の12時まで利用可能です。比較的広めのスペースが確保されており、多くの生徒さんが利用されています。また、自習室には8時から18時まで先生が一人おり、自習中に分からないことがあれば質問することが出来ます。
☆単語テスト
CIAでは、平日の月曜日から木曜日の朝に単語テストがあります。受験しなければ、その日の外出が禁止となります。また、合計で6割以上(㊟コースにより異なる)の点数を取れなければ、翌週末の外出が禁止となります。合格しなかった場合、 下の写真のように名前が張り出されます。
☆課外授業・アクティビティが豊富!
月に1回ビッグイベントが開かれ、フルーツカクテルパーティー、タレントショー、ハロウィンパーティーなどが行われます。また、外部のインストラクターが開催するズンバクラス、第1・3土曜日のボランティア活動、スピーチコンテストなどの様々な課外授業も開催されています。
授業施設
CIAの授業施設を紹介していきます!
CIAの施設は、個室タイプのマンツーマン教室になっています。ちょうど2人分のスペースがあり、教室内には先生と生徒との想い出がたくさん飾られています。先生と生徒の仲の良さが伺えます。
マンツーマン教室の廊下
CIAには、124ものマンツーマン教室があります。
グループクラスには、スモールグループクラス(SG)・ミディアムグループクラス(MG)・ビッググループクラス(BG)の3種類があります。SGは4~5名、MGは6~10名、BGは10名以上のクラスとなっています。
宿泊施設
CIAには、学校施設内の内部寮とホテル滞在が出来る外部寮があります。
<内部寮>
内部寮には、1人部屋・2人部屋・3人部屋があります。部屋の中には、鍵付きのクローゼット・机・冷蔵庫・エアコン・WiFi等が備わっています。
2人部屋
3人部屋
鍵付きクローゼット
<外部寮>
外部寮は、オーチャードホテル・シティスケープホテル・高級コンドミニアム「ミドリ」の3種類あります。
(オーチャードホテル)
CIAの前の道路を渡ってすぐの場所にあります。部屋は1人部屋・2人部屋があり、クローゼット・冷蔵庫・金庫・テレビ・WiFi等が備わっています。
(シティスケープホテル)
CIAよりシャトルバスで10分の場所にあります。部屋は1人部屋のみで、部屋数も20室と限られています。部屋には、クローゼット・冷蔵庫・金庫・テレビ・WiFi等が備わっています。
(高級コンドミニアム「ミドリ」)
2015年6月にオープンしたコンドミニアムで、CIAからはシャトルバスで約5分の場所にあります。セブで一人暮らしをしている感覚で滞在できます。部屋は1人部屋のみで、12室までとなっています。部屋には、鍵付きクローゼット・冷蔵庫・WiFi・電子レンジ・IHクッキングヒーター・ヘアドライヤー・キッチン用品等が備わっています。
食事内容
CIAでは韓国料理を中心に、日本食・台湾料理などバラエティ豊かな食事を多国籍の生徒さんの口に合うように工夫して、提供しています。
その他気になること!
(門限)
日~木 ~22時
金・土・祝前日 ~0時
(WiFi環境)
Wifi環境あり。宿泊施設により、速さが異なります。外部の宿泊施設の方が、比較的WiFiの通信速度は速いそうです。
(掃除・洗濯)
宿泊寮により異なります。
<内部寮> 洗濯:週2回 掃除:週1回
<外部寮> 洗濯:週2回 掃除:週2回
(病気になった時の対応について)
ナースが常駐しています(平日8時~18時)。また、週1回のドクターの往診があります。 緊急の場合は、ナースやスタッフが付き添いのもと、病院へ連れていってくれます。
筆者の授業体験記
今回もマンツーマン授業を実際に体験してきました。
笑顔が素敵なAzil先生。CIAで働かれて2年になるそうです!
本題に入る前に、少しウォーミングアップもかねて、お互いの自己紹介をしました。これが、意外と盛り上がり、自己紹介だけではなく、お互いの文化についても話しました。フィリピンの文化を教えてくれてありがとう!
英語を話すウォーミングアップも終わったところで、授業スタートです!
今回は「TALK TALK TALK 2」を使用しました。
今回のトピックは、「What are their excuses?」です。様々なシチュエーションがトピック内にありますので、それに対して自分の意見を話していきます。
例えば、1つ目のトピックは「People who fail to quit smoking」です。このトピックでは、タバコをやめられない人(禁煙に失敗した人)がどのような言い訳をするかを考えていきます。
自分で考えを述べ、それに対して先生がコメントをしてくれます。また、自分の言いたい単語がでてこない場合は、先生に言いたいことのニュアンスを伝えると教えてくれました。また、発音が間違っている場合は、その場で直してくれます。
2つ目のトピックは、「Politicians who don’t keep their promises」です。 これも同様に、「公約を守れない政治家」についての自分の意見や考えを述べ、その意見に対して先生がコメントし、間違っている発音や文法は直してくれます。
このトピックに関連して、お互いの国の政治についても話しました。先生曰く、フィリピンでは汚職や賄賂が多いそうです。またその他の不正もたびたびあるみたいで、あまり政治家を信用してしていないとのことでした。
このように英語だけでなく、トピックに関連してお互いの文化や政治なども少し知ることができました。先生は終始笑顔で、トピック関連のことに対してもお互い意見を述べましたので、英語で自分の意見を述べることに慣れることが出来ました。
Azil先生、ありがとうございました!
生徒さんへのインタビュー
今回も実際にCIAの生徒さんへインタビューしました!
Yusukeさん(写真の中央の方)。仕事を退職されて、CIAへ留学。合計で4か月滞在されます。
(なぜCIAを選んだのですか?)
もともと旅行が好きで、特にハワイなどのリゾートによく旅行に出かけていました。旅行の際に外国人とコミュニケーションを取りたいと思っていましたが、英語があまり上手ではありませんでした。外国人ともっと話せるように、英語を勉強しようと決めました!
その中で、CIAを選んだ理由は環境が自分に合っていると思ったからです。自分は怠けがちで、何かを取り組む際にあまり続かないタイプでした。なので、少し厳しい環境に身を置いて、嫌でも勉強が続くようにしようと思いました。エージェントの方に相談したところ、スパルタは厳しすぎて、自分の場合はストレスが溜まってしまうと言われ、セミスパルタであるCIAを選びました。
(実際に留学されて英語は伸びましたか?)
英語は本当に伸びたと思います!今まで全然英語を勉強してこなかったので、ゼロからのスタートでした。実際に入学の際のレベルはBigginerでした。最初は、先生の言っていることも分からなかったですし、返事もできなかったので、大分悔しい思いをしました。そこからは、土日は1日中勉強していましたし、平日も18時半から0時まで勉強していました。今では、先生の言っていることも理解できますし、自分の意見も言うことができます。
(この学校のメリットは?)
真面目な学生が多いと思います。やはり、周りの環境は大切です。周りの人が真面目に勉強していると、自分も勉強しないといけないなという気持ちになります。日曜の夜にも、自習室には人が結構います。
様々な国籍の生徒がいることもこの学校の良いところだと思います。学校全体で見ても、日本人が多いなという印象は無いです。外国人の友達も日本人に優しく接してくれますし、外国人の友達とだけ1日過ごすことも可能です。ただ、そこは自分次第です。
(これからこのCIAに来る方へのアドバイスは?)
できるだけ様々な国籍の人とコミュニケーションを取ることをお勧めします!この学校には、韓国人・台湾人・ベトナム人・サウジアラビア人の生徒がいます。なので、1日中ずっと英語を話す環境を作ることは可能です。もちろん、その環境を作り出すのは自分自身です。自分を甘やかそうと思えば、日本人の友達とばかり話すことも可能です。ですが、英語を伸ばそうと思うのであれば、外国人の友達に積極的に話しかける方が良いです。また、外国人の友達は結構ご飯に誘ってくれるので、誘われたら行ってみてください。
あとは、単語と文法です。やはり、基本的なことは日本で勉強してきた方がいいと思います。自分自身も日本であまり勉強していなかったので、話すことは出来ますがボキャブラリーの少なさが現在の悩みです。なので、日本でできる暗記事項は留学する前にやっておくことをお勧めします。
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