日本語対応の医療機関
海外で一番心配なのが、風邪にかかった時にどうすればいいのかっていうことだと思います。ただでさえ体調が悪いのに、症状を英語で説明しなければいけないのは、大変ですよね。
また、万が一に備え、必ず海外で使える保険に入っておくようにしましょう。日本との保険とは異なります。
そして今回は日本語で症状などを説明できる医療機関をご紹介させていただきます。
まず、病気になった場合に24時間看護師による相談受付のホットライン(緊急ではない場合)をご紹介します。
Telehealth Ontario(オンタリオ州)
電話:1-866-797-0000
オンタリオの居住者のみですが、オンタリオ州以外の方が電話しても拒否されることはありません。日本語通訳サービスがしっかりしていて、通訳、本人、看護婦三人で話すことができます。
HEAL THLink Alberta(アルバータ州)
無料電話:1-866-408-5465
電話:(エドモントン):780-408-5465
電話(カルガリー):403-943-5465
通訳サービスは充実しています。
https://myhealth.alberta.ca/Pages/default.aspx
また上記のウェブサイトから症状からの病状検索やクリニックの検索をすることができます。
HEALTHLink BC
電話:811(通訳可能)
こちらでも、検索可能です。
緊急の場合は、「911」に電話をすることになります。日本でいう119番のようなものになります。またこちらでも、通訳を呼ぶことは可能です。
では、続いて地域ごとに日本語が通じる医療機関をご紹介します。
下記のURLで確認することができます。
在カナダ大使館のサイトなので安心できます。
http://www.ca.emb-japan.go.jp/JapaneseSite/Medical/iryo-kikan.html
実際に病院に行った際の医療費の支払い方法ですが、大まかに分けて2通りの方法があります。必ず自分の保険がどちらで、その病院が対応しているのか確認してから行くようにしましょう。
- 医療費を全額払って、後で保険会社から医療費をもらう
- 保険会社と医療機関で提携している場合、医療費も支払いは保険会社との間で行うので、現地で払う必要はありません。
医療費の平均は、$50〜200くらいになっています。
ただし、入院した場合は救急車での輸送が10万円、病院の入院費用が1日あたり20万円、手術費用が100万円と、恐ろしい金額になっています。
これが保険にはいっていなかったらと考えると恐ろしい金額になりますね。
日本の病院と異なる点としては、カナダの総合病院では基本的に初診外来は受け付けてくれません。また、直接専門医に見てもらうという制度もありません。(歯医者は除く)
カナダではファミリードクター制度というものが主流になっています。日本語でいうと、かかりつけ医のような立ち位置になりますね。
なので、かかりつけのファミリードクターが診察後に、必要な場合のみ病院や専門医が紹介される流れとなっています。
もちろん留学に来た日本人にかかりつけ医のような場所はありません。そんな方たちのためにあるのが、ウォークインクリニックという医療機関となっています。これは予約なしでも診察が可能で、薬の処方箋も受けることができます。専門医の治療が必要な場合には紹介状ももらえるので、その後専門医の診察を受けることができます。
留学生の多いバンクーバーとトロントにあるオススメの病院はコーストメディカルクリニックになります。こちらは日本語の通訳スタッフが平日であれば常勤しており、予約や受付、海外旅行保険の申請手続きもサポートしてくれます。
日本人にはありがたいサービスになりますね。
日本語のサイトもあるので、そちらから簡単に予約も可能となっています。ドクターの情報もあるので、安心できますね。
http://www.sp.transmedcanada.com/
また語学学校に通う場合は、同じ日本人から様々な情報をもらえることや語学学校によっては、学校にドクターが来てもらえることもあるので、必ず確認するようにしましょう。
最後になりますが受診する際は、パスポートなどの身分証明書、旅行傷害保険書類などは忘れずに持参してください。