カナダ基本情報
カナダに留学を悩んでいる方に、カナダってどんな国なのか簡単に説明させていただきます。
カナダは10の州と3の準州を持つ連邦立憲君主制国家と言われています。これはオーストラリアと同じで、イギリス連邦加盟国であり、英連邦王国のひとつとなっています。そのため、元首はイギリス女王であるエリザベス二世女王です。
国土面積は、998万4670㎢で日本の27倍の大きさで一番大きいと言われるロシアの次に大きな国です。大きい国のため、場所に6つの時間帯があります。留学生が多い地域ですがバンクーバーとトロントですが、日本を基準に考えて、バンクーバーは-17時間、トロントは-14時間です。サマータイムも導入しています。
人口は約3585万1,800人で日本は約1億2676万1,000人なので、日本はいかに小さな国にたくさんの人が住んでいるかがわかりますね。
首都は、オタワという場所で、トロントの近くになっています。地図でいうと右のほうに位置しています。
国旗は、カナダのシンボルであるカエデの葉(メープル)を中央に配置していて、左右のラインは太平洋と大西洋をイメージしています。
国歌は「オー・カナダ O Canada」で、英語版とフランス語版があります。
国民は200を超える民族からなっていて、移民が多く、人口の約4分の1はカナダの国外で生まれた移民一世となっています。
宗教は、80%がクリスチャンで、ユダヤ教やイスラム教や仏教など様々な宗教がありますが、約16.5パーセントの国民が、無宗教となっています。日本では無宗教を自覚する方が多く、人口の4分の3ほどの人が無宗教と答えるそうですが、実際には習慣的に宗教的行為を行なっている人が多いです。
カナダの通貨ですが、CADドルで、カナダドルとなっています。1カナダドル約90円です。
海外に行く時にきになるチップですが、カナダはチップの習慣がある国のため、レストランやタクシーを利用した時に、10〜15%を渡すのが一般的ですが、会計にサービス料が入っている場合は、チップは不要です。ヘアーサロンやネイルサロンでも必要なのと、ホテルや空港で荷物を運んでもらった時は、荷物1個あたり1ドルを渡します。
逆にチップが必要でない場所としては、スーパーマーケット、アパレルショップや雑貨店などのショップ、ファーストフード店、コーヒーショップになります。ただコーヒーや料理を席まで運んでくれた場合は、チップが必要になるケースもあります。
言語としては、国の定めた公用語はフランス語で、人口の約57パーセントが英語を母語として、22パーセントがフランス語を母語としています。州ごとにも異なる公用語も定められています。
法律は、公共の場での喫煙、飲酒は一部を除き、全面的に禁止されています。レストランや、バーも禁煙のため、喫煙者の方は注意が必要です。
飲酒可能な年齢としては、アルバータ州、ケベック州、マニトバ州は18歳以上、その他の州は19歳となっています。
タバコは、アルベータ州、ケベック州、サスカチュワン州、マニトバ州、ユーコン州、ノースウェスト州、ヌナブット州は18歳以上、その他の州は19歳以上から喫煙可能です。
カジノも州によって許されている年齢は違いますが、遅くても19歳からカジノに行くことができます。
ただし、レンタカーに年齢制限があり21〜25歳以上しか借りることができません。
銃は、ライセンスを取得すれば、拳銃の所持が認められています。
日本と同じように節度を持って行動していれば、特に問題はありません。飲酒と喫煙だけ気をつけるようにしてください。
治安は、欧米諸国と比べて良好ですが、旅行客を狙った置き引きや窃盗が増えているので、日本人は注意が必要です。夜間の一人歩きは避けたほうがいいです。
下記のサイトで外務省が発表している治安の情報を見ることができます。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_222.html#ad-image-0
簡単な生活情報としては、水道水を飲むことはできますが、敏感な人はミネラルウォーターを買うことをお勧めします。500mlで$1.5前後となっています。
カナダの電圧は、110V、60Hzで、ブラグタイプはA型で日本のものとほぼ同じです。電圧も10〜20ボルトの違いなので、ドライヤーや髭剃りなど日本の電気製品をそのまま利用可能です。
カナダの教育制度は、州政府によって管轄されています。義務教育はほとんど日本と同じで6歳もしくは7歳から15歳もしくは16歳になっていますが、州によって区切り方は異なります。
先ほどもご紹介したように移民の人が多いことから、学校にESLクラスを設置している学校も多いので、そこで英語になれることが必要になってきます。
カナダは州によって、定められている法律や、教育制度が異なり、州での管轄となっていることが多いです。そのため、留学に行く際は、自分がどこの州に行って、どんな法律があるのか、事前に確認しておくことが必要になってきます。
ただし移民が多く、カナダから見たら外国人である日本人も受け入れやすい環境にはなっているのではないでしょうか。治安も日本よりは良くないですが、他の欧米諸国に比べると安全な国となっています。
ただ、外国であることには違いないので、節度を持って無理はしないようにしてくださいね。